些細なことだけど、根に持ってしまった意味

2021.05.1

とっても些細なことなのだけど、

 

何年も前のことなのだけど、

 

なぜがふと思い出して

ズーンと気持ちが重くなる。

 

 

そんな記憶ってありませんか?

 

 

 

最近、

 

「過去の嫌な記憶のアップサイクル」

 

というテーマで書いていますが、

(※「アップサイクル」とは、
新たな付加価値を持たせることで、
別の新しい製品にアップグレードして
生まれ変わらせること)

 

過去の嫌な記憶と一言で言っても、

人生最大のトラウマのようなものから

日常での、相手は覚えていないような

ちょっとした一言まで様々です。

 

 

でも、どんなものでも

アップサイクルしていけます。

 

 

 

今日は些細だけど、

心にずっと残っている

嫌な記憶がアップサイクルされた

IRM実感トレーニング生の方の

体験談をご紹介しますね。

 

 

 

だいぶ以前、

夕食で、高級な梅干しが

食卓に並んだそうで、

 

とてもおいしかったので、

その時、二粒食べたそうです。

 

 

それに対して、お母さまから

「何で、一食で2個も食べるのよ!1個にしなさい!」

と、ものすごい勢いで怒られたことを

ずっと根に持っていたそうです。

 

 

その当時は、そしてそれから長いこと

「何でそんなことであんなに怒られなきゃいけないんだ」

と思っていて、

 

お母さまの友人も

「そんなことでそんなに怒らなくても」

と言ってくれていたそうです。

 

 

もちろん

「ものを大切にしなさい。お金を大切にしなさい」

という教えであることは

当時から頭ではわかっていましたが、

それでも「何もそこまで・・・」感が強かったそうです。

 

 

そういうことってありますよね・・・

頭では言っていることはわかるけど、

何もそこまで・・・と

感情が落ち着かないことって。

 

 

でも、その後、

お金のことで大変苦労することがあり

その時に、この梅干しのことではないのですが、

感情学修をしたそうです。

 

 

そこで、

 

「本当に自分はものやお金を

大切に思ってこなかったし、

してこなかったな」

 

というのが身に沁みて分かった時に、

この梅干しのことも思い出し、

 

「ああ、ものすごくありがたい、

自分にとって大切なことを

教えてくれてたんだな。

あんなものすごい勢いで」

 

という感謝に変わったそうなんです。

 

 

あんな言い方をされたからこそ、

 

ずっとずっと心に残って、

 

大切なことに気づかせようとしてくれた。

 

 

とても大切なことに

気づかせてくれるために、

 

あんな言い方をされる体験をして、

 

大切なことだからこそ、

ずっとずっと心に残っていた。

 

 

そんなふうに過去の体験を

受け取れるようになったことは、

本当に素晴らしいと思いました。

 

 

もうお母さまは他界して

何年にもなるそうですが、

 

「この梅干しのことは

今ではとてもありがたい、

いい思い出になっています。」

 

とのことでした。

 

 

 

アップサイクルの秘訣は、

 

「感謝」

 

だと思います。

 

 

 

過去の嫌な体験の捉え方が変わり、

感謝できたとき、

 

新しい価値を持つ、

アップサイクルされた記憶に

生まれ変わりますね。

 

 

 

とはいえ、

これまでずっと引っかかって

嫌な気持ちを思い起こしていた記憶。

 

いきなり感謝なんて

できるものじゃない!

 

という気持ちは痛いほどわかります。

 

 

ただ感謝しましょうというのは

簡単だけど、

感謝できない自分にとっての

理由があるのだから、

できないのは当たり前。

 

無理に感謝だと

思い込ませなくっていいんです。

 

 

思い込ませるんじゃなくって、

感謝なんてできない!

という気持ちを含めた

自分の感情に丁寧に向き合うことが

大切なんです。

 

 

自分の気持ちに素直でいることは、

感情の浄化に一番大事なことです。

 

 

記憶のアップサイクルは、

人生をどんどん豊かにしてくれます。

 

 

感情に丁寧に向き合うための

IRMベーシック講座を開催しています。