【体験談】今は亡き大嫌いだった父との記憶から紐解けた深い体験の意味(後編)

大嫌いだった父。

病室で弱音を吐く父親を
見ていられなかったのは、

恐怖の感情が所以だったこと。

 

父の弱さを認めてしまったら、
父を唯一親として肯定できる部分が
失われ、

自分への肯定感も、
頑張ってきた自分も、
全てが崩れてしまうような感覚に
襲われたことに気づけました。

 

さらに掘り下げていくと・・・

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感情学修で恐怖の感情に
向き合うことで、ようやく
「わたし、自分のことばっかりだ…」
と気づき、

父の立場に立ってその時の状況、
父の心境を考えることができました。

 

自分が父の立場だったら、
弱音の1つや2つ吐きたくなる気持ちも
わかるよなと思った時、

 

鏡の法則である
「与えたものが還ってくる」
という観方より

私がありのままの父を
認めていなかったから、

「父から認められない」
という体験をずっと繰り返し、

その結果、自分は父から愛されていない
という思いに苦しんでいたことが
腑におちました。

 

また、このことが気づけたおかげで
父が私を認めてくれていたところも
沢山あったことを
思い出すことが出来ました。

 

その後、父は余命宣告を受けてからも
親せきや友人など沢山の方のおかげで
数年間生きることができました。

 

私も妹も実家から離れ、家族とは
バラバラになってしまった父のことを、

当時は

「家族に見放されて
孤独で可哀そうな父」

というように思っていました。

 

また、心のどこかで、
そうしてしまった自分に対して、
罪悪感があったのも事実です。

 

ただ、今回の感情学修によって
家族との関わりは少なかったけど、
病気になりながらも
親戚や友人に囲まれて、

「父は父の命をまっとうしたんだ…」

と、父の死に対しても
肯定することができました。

 

そんな父の姿から、
¨強さ¨とは、
支配的で暴力的、自分勝手というような
ネガティブなイメージでしたが、

父のようにどんな状況、環境でも
現実を受け入れて、その中で、
自分にとっての幸せを創っていくこと。

そんな¨しなやか強さ¨を
わたしも持っていきたいと
感じることができ、
とっても感動しました。

 

亡くなっていたとしても、
関係はいくらでも変えられる。

仲直りはいつからでも出来る…!

と思えた感情学修でした。

 

思い込ませではない、
自分の感じる感情をベースに
実感を大切にするIRMならではの
浄化体験だと思います。

 

本当に貴重な体験となりました。
ありがとうございました。

 

(体験談ここまで)

 

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IRMアシスタントトレーナー
原田尚子さんの体験談でした。