【体験談】常に母にイライラさせられていました(後編)

【体験談】
常に母にイライラさせられていました(前編)
の後編になります。

 

「金の亡者!」
と親に向かって言い放つ・・・

相当否定していたことが
わかりましたよね。

 

ここからどうやってその思いに
向き合っていったのでしょうか。

 

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前編からの続きで、
大学時代「金の亡者!」と
言い放ったことに象徴されるように
母やお金のことについて
否定していたわけですが

 

ではなぜ、母のこと、
お金のことについて

「理解しない、バカにする、否定する」

があったかを掘り下げて考えていくと
大学の時に、あるテレビドラマに
ものすごくハマっていたことに
行き当たりました。

 

そのドラマの重要なテーマとして

「お金は汚い。お金とかモノとかを
大事にするのは心ある人間の
やることじゃない。
お金を大事にする人間は
ひとでなしだ」

という価値観があって、
それにものすごく影響されていたのです。

 

感情学修をする時のコツとして
価値観を検証する時に
「○○でなければいけない」
という形に変えて検証するのですが、

「お金は汚い。お金とかモノとかを
大事にするのは心ある人間の
やることじゃない。
お金を大事にする人間は
ひとでなしだ」

その形に変えますと、
たとえばですが

「お金を大事にする人は、
ひとでなしでなければいけない」

というふうになります。

 

また、価値観を検証する時の
キーワードとして

「100%、そう言えるのか、
例外はないのか」

というのがあるのですが

「お金を大事にする人が、100%、
ひとでなしか、例外はないのか」

と考えると、そんなことは、
ないわけですよね。

 

むしろ、お金を大事にしないで、
パーッと使ってしまって
なくなってしまう人の方が
極端に言えば、強盗をはたらいたり、等
それこそ「ひとでなし」な方向に
走る可能性が高いわけで。

 

それに気づきまして、それで、この

「お金を大事にする人は、
ひとでなしでなければいけない」

の価値観も、いらない、と。
手放していこう、と思いました。

 

そうして、この価値観をはじめ、
いろいろ価値観を手放していき
そこから少しずつ、
母へのイライラもなくなっていった、
というわけでした。

 

だからといって、いっさい母に対して
イラつかなくなった、
というようなことでは
ありませんでしたが

それまでのような、
母に常にイライラしている、
というようなことはなくなりました。

 

母は6年ほど前に他界したのですが
わだかまり等もなく、
見送ることができました。

 

お話としては、以上となります。

 

今回は、母へのイライラ、
ということにフォーカスして書きましたが

前述の

「理解しない、バカにする、否定する」

でも、この他にもさまざまな気づきに
つながりました。

 

そんなこんなで、大げさではなく、
本当に、
IRM、感情学修のおかげで、今、
こうして生きることができていると
思っていまして、
本当に、感謝しています。

 

今日のお話が、少しでも、
お読み下さったあなたのお役に
立ちましたらうれしいですし

これをきっかけに、より、
IRMや感情学修を、より役立てて
頂けたらありがたいばかりです。

 

最後までお読み下さり、
本当に、ありがとうございました。

 

(おわり)