「からだ」と幸せの関係
最近、急に冷え込むようになりました。
風邪なども少し前から流行っていて、
体に不調が出ている方も多いようです。
我が家も娘たちの咳が長引いています・・・。
みなさん、普段から
からだを大切に扱っていますか?
11月の「プロジェクトON(恩)!」は、
「からだ」
をテーマに開催しました。
最後に
「終わった後にスキップしたくなる感じの講座だった」
というご感想もいただき、この言葉からも、
参加してくださった方が、
自分の「からだ」にありがとうの気持ちを
大きくしてもらえたり、
自分の「からだ」が今あることが、
どれだけ当たり前でなくて
価値があることで、
すごい瞬間に生きているということを
感じていただけたのだと思います。
2時間たっぷり色々な話をしたのですが、
その中で、
ご感想に取り上げてくれた方がいた
内容を一つご紹介したいと思います。
大前提:「からだ」は幸せの入り口
まず、大前提として、
「からだ」があるから
五感を入り口として
見たり、聞いたり、味わったりできて
「幸せ」を感じることができている。
と考えました。
例えば私だったら、
自然の美しさ、
美味しいお料理、
子どもの表現や成長、
人とのコミュニケーション、
舞台、
など・・・
幸せを感じる様々を受け取る
大事なものが「からだ」です。
これがないと幸福感も何もなくて、
生きているためにも、
幸福を感じるためにも、
欠かせないと考えました。
幸せを感じる、感動、感謝できるための
情報の入り口が感覚器官(=からだ)
その感覚器官が働くために、
栄養が行き渡ることが大事。
脳が正常に働くことも必要。
そのためには食事。睡眠。運動。
適切なケア。快適な環境。
そして消化器などの他の内臓が働いて
くれることも欠かせない・・・。
たくさんの恩恵が重なり合い影響しあって、
私たちの体が働き、
幸せを感じさせてくれていると思うんです。
自分ひとりだけで幸福感が完結することはない
ここまで前提を書いてきましたが、
このように「からだ」の恩恵について
考えていった時に、
今回ピックアップしようと思った
自分ひとりだけで、
幸福感を感じることはあり得ない。
だから、自分の体だけに感謝
ということではない。
・・・ということに気づけました。
人との交流で幸福感を感じた時には、
相手の「からだ」があってこそで、
美味しいお料理で幸福感を感じた時には、
お料理を作ってくれた人、
一緒に食べてくれた人、
食器や食材、料理器具を作ってくれた人
たちの「からだ」があってこそ。
もしかしたら、
「1人で瞑想して、
幸福感を感じられる人は
いるんじゃない?」
「生まれてからひとりで、
誰の助けも借りずに生きて、
かつ幸福感を感じられている人も
いるんじゃない?」
と思われた方もいるかもしれませんが、
1人で瞑想していたとしても、
そこに人は関わっていると思うんです。
心地の良い服を着ていたり、
気持ちの良い環境を
作ってくれた人たちがいたり、
瞑想を教えてくれた人がいたり。
大人になって、
無人島で自給自足の生活をして
幸せだという人がいても、
生まれてからそういった生活が
できるようになるまでには、
たくさんの人が関わって育てて、
助けられてきたからだと思うんです。
話が広がりましたが、
ただ言いたかったのは、
自分の幸せには
人が必ず関わっているんのだから、
自分の「からだ」だけでなく、
人の「からだ」も同じく
ありがたくて、大切で、尊いもの。
ということでした。
こうして書くと、
当たり前に感じますね。
ただ、実際に大切にできているか?
というと、難しいように思うのです。
参加者のご感想(抜粋)
また「幸福感はひとりで完結するものではない」というお話も心に残りました。
僕はひとりで完結するという感覚でいたのですが、本当に立ち読みなど個人的な楽しみでも、書店の方や出版社の方など、沢山の方のおかげで成り立っているものであり、ひとりで完結するものではないと思いました。
この「ひとりで完結するものではない」は、まだ頭でわかっているレベルのことだと思うので、それをしっかり腹まで落とせるように、自分の中で落とし込んでいきたいと思います。
ーーー
冒頭のYさんとリエ子さんのお風呂のお話しから、
「そういえば夫もお風呂が長いなぁ」ということを思いました。
娘が産まれたばかりの頃、夫が長くお風呂に入っていると、
「早く出ていろいろ手伝ってくれるといいのに」「私にはゆっくり浸かる時間なんてないのに」とイライラしてしまうことがよくありました(今でもたまにあります・・・)。
しかし、「自分一人だけで幸福感が完結することはないから、
他人の体も自分の体と同じようにいたわろう」と話してくださったことから、
夫がゆっくりお風呂に浸かりそのおかげで元気に(健康に)なれるのなら、
それはすごく良いことなのではないか、と思うことができました。
また、最近娘とお風呂に入ると「自分で体洗って!もうできるでしょ」と言ってしまうのですが、
体を洗ってあげたり髪を洗ってあげたり、お風呂から上がったら保湿クリームを塗ってあげたり、というのを丁寧にしてあげたいと思いました。
同時に、「自分自身の体もいたわろう」とも感じました(人にだけ、自分にだけ、でなく、バランス良くいたわっていきたいです)。
ーーー
自分の「からだ」に対してだけでなく
人の「からだ」に対しても
優しくあれたら、いいですよね。
次回予告
次回「プロジェクトON(恩)!」
テーマは前回の「からだ」から続いての
「からだ〜命〜」
12月1日(日)14:30〜
初めて参加される方は無料です。
詳細はこちらをご覧ください。
https://kanjyougakushyu.jimdofree.com/プロジェクトon-恩/