自他の差を取ることについて
お茶会などで
自己肯定感について話していると、
こんなふうに感じている方が
いることがわかりました。
自己肯定感が高くて自信がある人って
自分が正しくて人が間違っていると
思っていて、傲慢だと思う。
自己肯定感が高い人って
自分が一番で周りの人への
思いやりがないかんじ。
自己肯定感が高い人って
自分好きでナルシストっぽくて
他人に無関心なイメージ。
これら・・・全部誤解です。
こう感じてしまう方は、
自分も他人もどちらもOK
というイメージを持つのが難しい
のかもしれません。
自分がよければ人はどうでもいい
というのは、
本質的な意味で自己肯定感が高いとは
いえないと考えています。
じゃあどのように考えたら
いいのだろう?
というときにおすすめなのが、
自己肯定感の「自己」の概念を
考えるということです。
自己の概念というと、
少し難しく聞こえてしまったかも
しれませんが、
この図をみてください。
これは、自己(=自分)という
存在について考える図です。
「自分」は、
家族
友人・知人
他人
社会(会社)
世界
自然
宇宙
といった、あらゆる存在とつながり、
その恩恵の上に成り立っている。
・・・ということを表しています。
ここはまあ、そういうものだよね、と
思われる部分だと思います。
ここで大事なのが、
それをどれだけ「実感」できているか?
なんです。
例えば、
すぐ下の「家族」のおかげで
自分が存在できていると
心から感謝できたとします。
すると、「自分と家族は別もの」
ではなくって(物理的には別ですが)
家族のおかげで存在できている自分
=家族がないと今の自分の存在はない
=家族も自分
(というと語弊があるかもしれません
が、家族は自分を構成している一部)
という感覚が起こってくるのです。
そして、感謝が日常的にあると、
常にその感覚が体にあるように
なります。
同じように、今の自分は、
家族
友人・知人
他人
社会(会社)
世界
自然
宇宙
・・・といった存在とつながり、
その恩恵の上に成り立っていると
ひとつひとつ深く実感できると、
「自分」とは、
それら全てを包括して
成り立っている存在なのだ
と捉えることができ、
どんどん自己概念・セルフイメージが
拡大していきます。
(自分の枠が、ピラミッドの下にまで
降りてくるイメージです)
こんなにたくさんの
恩恵を与えられている自分、
こんなに価値あるものから
成り立っている自分ってすごい!
という感覚こそが
「自己肯定感」なんです。
他人のおかげで
今の自分が存在できている
という実感こそが、
他人と自分とのつながりの
実感となり、
自分も他人も同じように肯定できて
同じように大切にできる、
本質的な自己肯定感を
育むことができるのです。
ぜひ、
自分が今存在できている恩恵を
少し静かな時間をとって
考えてみること、おすすめです。
つながり感と感謝に満ちた
自他の差がない状態、
スピリチュアルだと
ワンネスと言ったりしますが、
それを実感するためのワークが
IRMでは「創造的感情学修」です。
恩恵を感じ、感謝や感動など
プラスの感情を感じる感性を
育てていくために行います。
また、頭ではわかっていても、
ありがたいと思えない、
逆に怒りや恨み、不信感が大きい
という場合には、
「感情学修」をやってもらっています。
ネガティブ感情が浄化できると
ワンネスの状態を体感できます。
こういった感情のしくみを
学べるIRMベーシック講座。
今月は8月22日(日)に開催します。
少人数制の初めての方向け講座。現在オンラインで毎月開催。